扇遊さん

戦友といえば…。


そう扇遊さん。立花家扇遊という方。東京大空襲で亡くなられたんですから、実際には、知りません。


しかし、聞くところによりますと、尺八を掃除したり、磨いたりしながら、漫談のようなものを語り、高座を下りるというような。尺八は、吹きません。昔は、なんともいえん芸が、たくさんありましたし、また、それで良かったし、それなりにウケたんですわなぁ。


っと、聞いていたんですが…。実は、この方、尺八吹けたんですて。しかも、うまかった。お年を召してから、吹かれなくなったと。


小沢昭一さんによりますと、この方が出番の折、たまたま、空襲警報が鳴り、いつもは吹かない尺八を吹いて、聞いたことがあったらしいです。


何を吹いたか?そう『戦友』ですな。「ここはお国を何百里 離れて遠き満州の」ちゅうやつです。シャレてますね。


ちなみに、“扇遊”いうても、入船亭扇遊さんではございませんので、あしからず。



肩を抱いては 口癖に どうせ命は 無いものよ 死んだら骨を 頼むぞと 言い交わしたる ふたり仲



クーラーを取り付けてもらった際、骨は、先日、電気屋さんに引き渡しました。



合掌